旅行・体験系 / 公開: 2026-06-16 / 更新: 2026-10-08 / 読了目安 9分

執筆: NY在住15年・米国在住23年のプライベートトラベルコンシェルジュ

ブルックリンのおしゃれエリア7選|ウィリアムズバーグ・DUMBO・グリーンポイントほか雰囲気と最寄り駅で選ぶ

ブルックリンのおしゃれエリアのイメージ

目次

  1. 初めてならウィリアムズバーグかDUMBO、2回目以降はグリーンポイントやコブルヒルへ
  2. 7エリアの早見表:雰囲気・最寄り駅・向いている時間帯
  3. ウィリアムズバーグ:おしゃれの代名詞は「北側」、南側は別の顔を持つ
  4. グリーンポイント:ポーランド系の街並みと静かなウォーターフロント
  5. DUMBO:石畳と倉庫街、写真を撮るなら朝が勝負
  6. ブルックリンハイツとコブルヒル周辺:ブラウンストーンの住宅街を歩く
  7. パークスロープとフォートグリーン:公園と週末マーケットのある暮らし
  8. ブッシュウィック:壁画とアトリエの街、行くなら日中に
  9. 2つのエリアを組み合わせるなら:相性の良いペア
  10. エリア巡りの段取りを依頼するときにできること

初めてならウィリアムズバーグかDUMBO、2回目以降はグリーンポイントやコブルヒルへ

ブルックリンの「おしゃれなエリア」と言っても、街ごとに雰囲気はかなり違います。初めて訪れるなら、カフェ・ショップ・ウォーターフロントがまとまったウィリアムズバーグか、石畳の倉庫街とマンハッタンの景色が楽しめるDUMBOのどちらかを選ぶのが確実です。どちらもマンハッタンから地下鉄で20〜30分程度と近く、短い滞在でも組み込みやすいエリアです。

2回目以降のNYや、観光地らしさより地元の暮らしに近い空気を味わいたい方には、ウィリアムズバーグの北に続くグリーンポイントや、ブラウンストーンの住宅街に個人店が並ぶコブルヒル周辺がおすすめです。観光客が比較的少なく、ゆっくり歩けるのが魅力です。

この記事では、ブルックリンの代表的なおしゃれエリア7つの性格・最寄り駅・向いている時間帯を比較し、2エリアを組み合わせて回るときの相性まで整理します。1日の観光ルートとして回る順番は「マンハッタンとブルックリンを1日で回る観光ルート」の記事で紹介しています。

7エリアの早見表:雰囲気・最寄り駅・向いている時間帯

  • ウィリアムズバーグ:カフェ・古着・ルーフトップバーの中心地。L線ベッドフォード・アベニュー駅。昼〜夜まで楽しめる
  • グリーンポイント:ポーランド系の商店と川沿いの静けさ。G線グリーンポイント・アベニュー駅、ナッソー・アベニュー駅、フェリー。昼〜夕方
  • DUMBO:石畳の倉庫街と橋の景色。F線ヨーク・ストリート駅、A/C線ハイ・ストリート駅。写真なら朝、景色なら夕方
  • ブルックリンハイツ:ブラウンストーンの住宅街と川沿いの遊歩道。2/3線クラーク・ストリート駅。午後〜夕景
  • コブルヒル・キャロルガーデンズ周辺:個人店が並ぶ落ち着いた商店街。F/G線バーゲン・ストリート駅、キャロル・ストリート駅。午後
  • パークスロープ・フォートグリーン:公園と週末マーケットのある住宅街。F/G線・2/3線・B/Q線など。土曜の午前が狙い目
  • ブッシュウィック:工場街の壁画とアトリエ。L線ジェファーソン・ストリート駅、モーガン・アベニュー駅。日中

ウィリアムズバーグ:おしゃれの代名詞は「北側」、南側は別の顔を持つ

ブルックリンのおしゃれなイメージを最も体現しているのが、ウィリアムズバーグの北側(ノース・サイド)です。L線ベッドフォード・アベニュー駅を出ると、ベッドフォード・アベニュー沿いにカフェ、古着店、レコード店、雑貨店が続き、川沿いのワイス・アベニュー周辺にはデザイン系ホテルやルーフトップバーが集まっています。ドミノ・パークやマーシャ・P・ジョンソン州立公園など、マンハッタンを望むウォーターフロントの公園もあります。

一方、ブロードウェイ通りより南側のサウス・サイドの一部には、ユダヤ教超正統派(ハシディック)のコミュニティが暮らしています。服装や生活習慣を大切にしている地域なので、住民を無断で撮影しない、写真目的で長く立ち止まらないといった配慮が必要です。金曜の日没から土曜の日没までは安息日で、この地域の多くの店が閉まります。

買い物を中心に回りたい方は、古着やローカルブランドの探し方をまとめた「ブルックリンのおしゃれショッピング&ファッション街ガイド」もあわせてどうぞ。

グリーンポイント:ポーランド系の街並みと静かなウォーターフロント

ウィリアムズバーグの北に隣接するグリーンポイントは、古くからポーランド系の住民が多い地域で、メインストリートのマンハッタン・アベニューにはポーランド系のベーカリーや精肉店がいまも残っています。一本西のフランクリン・ストリート沿いには、小さなカフェやセレクトショップ、植物店などが並び、ウィリアムズバーグよりも落ち着いたペースで歩けます。

川沿いにはミッドタウンの摩天楼を正面に望む公園が整備されつつあり、夕方の散歩に向いています。注意点はアクセスで、地下鉄はマンハッタンを通らないG線しか通っていません。マンハッタンからはウィリアムズバーグから歩く(ベッドフォード・アベニュー駅から北へ15〜20分)か、NYCフェリーのグリーンポイント乗り場を使うと便利です。

DUMBO:石畳と倉庫街、写真を撮るなら朝が勝負

DUMBOは、マンハッタン橋とブルックリン橋のたもとに広がる旧倉庫街です。石畳の通りと赤レンガの建物、その間から見える巨大な鉄橋という景色は、ブルックリンを象徴する風景のひとつです。倉庫を改装した建物には、書店、デザインショップ、ギャラリー、オフィスが入っています。

ワシントン・ストリートからマンハッタン橋を見上げる撮影スポットは、昼以降は観光客で非常に混み合います。人の少ない写真を撮りたいなら朝9時前後が狙い目です。夕方は川沿いのブルックリン・ブリッジ・パークから、ロウアー・マンハッタンの摩天楼が夕日に染まる景色を楽しめます。店じまいが早めで、夜は静かになるエリアでもあります。

ワシントン・ストリート以外で私がすすめるのは、川沿いのペブル・ビーチ周辺です。水面に近い位置から撮れるので、マンハッタンの高層ビルとブルックリン橋を一緒に収めやすく、定番の「DUMBOに来た」写真とは少し違う雰囲気になります。時間帯は、日没の30〜45分前から日没後のブルーアワーまでが一番好きです。日が落ちる前は建物に暖かい光が残り、日没後はマンハッタン側の明かりが灯り始めるので、同じ場所でもまったく違う写真が撮れます。

実際に撮ってみて気づいたのは、週末はワシントン・ストリートだけでなく川沿いもかなり混むことです。人物を中心に撮りたいなら、土日の夕方より平日の方が明らかに撮りやすくなります。景色だけなら、多少人が多くても水際まで下がると人が写り込みにくくなります。冬の日没時刻にも注意が必要です。ニューヨークは冬になると16時台に暗くなる時期があり、「夕方に行けばいい」と17時ごろに着くと、もう夕景が終わっていることがあります。冬は15時台後半にはDUMBOに着いて、明るいうちに撮る場所を決めておくようにしています。写真が目的なら、朝はワシントン・ストリート、夕方から夜はペブル・ビーチや川沿い、と分けるのが一番失敗しにくい組み方です。

ブルックリンハイツとコブルヒル周辺:ブラウンストーンの住宅街を歩く

DUMBOから坂を上がった先のブルックリンハイツは、19世紀のブラウンストーンやレンガ造りの住宅が並ぶ、ニューヨークでも特に古い住宅街のひとつです。並木の通りを歩くだけで絵になり、街の西端にある遊歩道「ブルックリンハイツ・プロムナード」からは、ロウアー・マンハッタンと自由の女神を一望できます。

そこから南へ続くコブルヒル、キャロルガーデンズ、ボーラムヒルの一帯は、コート・ストリートやスミス・ストリート沿いに個人経営のレストラン、ワインバー、ブティックが並ぶ落ち着いた商店街です。観光地というより「感じの良い地元の街」で、平日の午後にゆっくり食事や買い物を楽しむのに向いています。アトランティック・アベニューには中東系の食材店やアンティーク店も点在しています。

パークスロープとフォートグリーン:公園と週末マーケットのある暮らし

パークスロープは、マンハッタンのセントラルパークと同じ設計者が手がけたプロスペクト・パークの西側に広がる住宅街です。7番街や5番街沿いにカフェや雑貨店が並び、ベビーカーを押す家族の姿が多い、ブルックリンの「暮らし」を感じられるエリアです。土曜日には公園の北端グランド・アーミー・プラザでファーマーズマーケットが開かれ、地元の人の週末の過ごし方を垣間見ることができます。

フォートグリーンは、緑の多いフォートグリーン・パークと、劇場・映画館を持つ文化施設ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)がある地域です。周辺には落ち着いたレストランやカフェが多く、BAMで公演を観る日の食事にちょうど良いエリアです。どちらもマンハッタンから地下鉄で30〜40分前後で、2回目以降の滞在で選ばれることが多い街です。

ブッシュウィック:壁画とアトリエの街、行くなら日中に

ブッシュウィックは、工場や倉庫が多く残る地域に、アーティストのアトリエやギャラリー、醸造所などが入り込んだ街です。L線ジェファーソン・ストリート駅周辺には、建物の壁一面を使った大きな壁画が集まり、屋外ギャラリーのように歩いて見て回れます。壁画は定期的に描き替えられるため、訪れるたびに違う作品に出会えるのも特徴です。

ただし、工場街のため夜は暗く人通りの少ないブロックが多くなります。壁画を見るなら明るい日中に、夜は飲食店が集まる通りだけを使うのが基本です。夜の歩き方については「ブルックリンとマンハッタンの治安比較」の記事で詳しく扱っています。

2つのエリアを組み合わせるなら:相性の良いペア

ブルックリンは広いので、1日に3エリア以上を回ると移動ばかりになります。半日なら1エリア、1日なら隣り合う2エリアに絞るのがおすすめです。

  • DUMBO+ブルックリンハイツ:徒歩10〜15分でつながる王道の組み合わせ。昼にDUMBO、夕方にプロムナードで夕景
  • ウィリアムズバーグ+グリーンポイント:川沿いを北へ歩いてつなげる。にぎやかさと静けさの対比が楽しい
  • ウィリアムズバーグ+ブッシュウィック:L線で数駅。昼にブッシュウィックの壁画、夕方以降はウィリアムズバーグ
  • コブルヒル+パークスロープ:F/G線でつながる住宅街の組み合わせ。土曜ならグランド・アーミー・プラザのマーケットから始める
  • DUMBO+ウィリアムズバーグ:地下鉄では遠回りになるため、NYCフェリーでつなぐ

エリア巡りの段取りを依頼するときにできること

ブルックリンのおしゃれエリアは、店の多くが個人経営で営業時間や定休日がまちまちです。行ってみたら閉まっていた、ということを避けるには、事前の確認が欠かせません。おまかせラグジュ旅では、好みの雰囲気(カフェ中心、写真中心、買い物中心など)を伺ったうえで、どのエリアをどの順番で回るか、どこで食事をとるかを組み立て、予約や当日の同行、車の手配まで承ります。

「初めてのブルックリンで、景色も街歩きも両方楽しみたい」「記念日の写真をDUMBOで撮りたい」といったご希望も、時間帯や混雑を踏まえて行程に落とし込みます。

以前、「ブルックリンらしいおしゃれなエリアに行きたい」というご希望で、最初はウィリアムズバーグを候補にしていた方がいました。話を伺っていくと、古着店やバーをたくさん回るより、静かな住宅街を歩いたり、落ち着いたカフェで休んだり、小さな店をのぞいたりする方がお好きだと分かりました。そこでウィリアムズバーグ中心の予定をやめ、パークスロープとキャロル・ガーデンズを歩くルートに変更しました。ブラウンストーンの住宅街を歩きながら途中でカフェやベーカリーに寄る形にしたところ、ご本人の好みにかなり合っていました。

反対に、写真映えする店や若い人の多い雰囲気、古着やセレクトショップを楽しみたい方には、ウィリアムズバーグやブッシュウィックの方が向いています。「おしゃれな場所」という言葉が指すものは人によってかなり違うので、私は店を見たいのか、街並みを歩きたいのか、カフェで過ごしたいのか、写真を撮りたいのかを先に伺ってからエリアを決めるようにしています。

よくある質問

Q. 初めてのブルックリンなら、どのおしゃれエリアに行くべきですか?

カフェ・ショップ・ウォーターフロントがまとまったウィリアムズバーグか、石畳の倉庫街とマンハッタンの景色が楽しめるDUMBOが確実です。どちらもマンハッタンから地下鉄で20〜30分程度で、短い滞在にも組み込みやすいエリアです。

Q. 静かな街並みやカフェが好きな場合は、どこがおすすめですか?

ブラウンストーンの住宅街に個人店やカフェ、ベーカリーが並ぶパークスロープやコブルヒル、キャロルガーデンズ周辺が向いています。古着やセレクトショップ、若い人の多い雰囲気を楽しみたいなら、ウィリアムズバーグやブッシュウィックの方が合います。

Q. DUMBOで写真を撮るなら、何時ごろがいいですか?

ワシントン・ストリートからマンハッタン橋を見上げる定番の構図は、人の少ない朝9時前後が狙い目です。夕方は川沿いのペブル・ビーチやブルックリン・ブリッジ・パークで、日没の30〜45分前からブルーアワーまでがおすすめです。冬は16時台に暗くなるため、15時台後半には着いておきましょう。

Q. 1日でいくつのエリアを回れますか?

ブルックリンは広いので、半日なら1エリア、1日なら隣り合う2エリアに絞るのがおすすめです。DUMBOとブルックリンハイツ、ウィリアムズバーグとグリーンポイントのように歩いてつながる組み合わせを選ぶと、移動ばかりの1日になりません。

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