旅行・体験系 / 公開: 2026-02-09 / 更新: 2026-10-08 / 読了目安 9分
執筆: NY在住15年・米国在住23年のプライベートトラベルコンシェルジュ
マンハッタンとブルックリンを1日で回る観光ルート|橋・フェリー・地下鉄の順番と所要時間の目安
目次
おすすめの順番:午前ロウアー・マンハッタン→橋を歩いてDUMBO→フェリーでウィリアムズバーグ→夜L線で戻る
マンハッタンとブルックリンを1日で回るなら、「南から北へ、川を一度だけ渡って、帰りは別の手段で戻る」のが最も無駄のない組み方です。具体的には、午前中にロウアー・マンハッタン(9/11メモリアルやウォール街)を見て、昼前にブルックリン橋を歩いて渡り、DUMBOで昼食。午後はイースト川のフェリーでウィリアムズバーグへ移動して夕方まで街歩きをし、夜はL線でマンハッタンに戻って夕食、という流れです。
この順番の利点は、同じ道を引き返さないことと、川を渡る移動そのもの(橋の徒歩とフェリー)が観光になることです。地下鉄の乗り換えはほぼ帰りの1回だけで済みます。歩く距離は寄り道を含めて合計8〜12km程度になるため、歩きやすい靴は必須です。
ブルックリンに行くべきかどうか自体で迷っている方は「初NYでブルックリンは行くべき?」の記事を、宿をどちらに取るかは「マンハッタンとブルックリンの違い」の記事を先に読むと判断しやすくなります。
1日の時間割(9:00〜21:00の目安)
以下は混雑の少ない平日を想定した目安です。入場の待ち時間や食事の混み具合で前後するため、各ブロックに30分程度の余白を見ておいてください。
- 9:00〜11:00 ロウアー・マンハッタン:9/11メモリアル、オキュラス、ウォール街周辺を徒歩で
- 11:00〜12:00 ブルックリン橋を歩いてブルックリン側へ(写真を撮りながらで40〜50分)
- 12:00〜14:30 DUMBOとブルックリン・ブリッジ・パークで昼食と散策
- 14:30〜15:00 NYCフェリー(イースト・リバー航路)でDUMBOからウィリアムズバーグへ
- 15:00〜18:30 ウィリアムズバーグ:ドミノ・パーク、ベッドフォード・アベニュー周辺、ウォーターフロントで夕景
- 18:30〜19:00 L線でマンハッタンへ(ベッドフォード・アベニュー駅からユニオンスクエアまで約10分)
- 19:00〜21:00 イースト・ヴィレッジやユニオンスクエア周辺で夕食
朝:ロウアー・マンハッタンを先に回す理由
9/11メモリアルの2つの池は屋外にあり、朝から見学できます。周辺はオフィス街なので、平日の朝は通勤者が中心で観光客はまだ少なめです。メモリアル&ミュージアム(館内)は見学に1.5〜2時間かかるため、このルートに入れる場合は時間割を1時間ほど後ろへずらすか、DUMBOでの滞在を短くして調整してください。チケットは時間指定のため、事前予約しておくと待ち時間を減らせます。
オキュラス(ワールドトレードセンター駅の白い建物)を見たら、ウォール街やチャーチ・ストリート沿いを北東へ歩き、シティ・ホール前のブルックリン橋の入口へ向かいます。地下鉄で来る場合は、4/5/6線ブルックリン・ブリッジ-シティ・ホール駅、J/Z線チェンバーズ・ストリート駅が入口の目の前です。
ブルックリン橋の歩き方:入口・向き・混む時間
ブルックリン橋の歩道は全長約1.8km。車道の上に木製の歩道が通っていて、2021年に自転車レーンが車道側へ移されてからは、歩道は歩行者だけで使えるようになりました。立ち止まらずに歩けば25〜30分ですが、塔の下や途中の展望スペースで写真を撮ると40〜50分は見ておきましょう。
歩く向きは目的で選びます。マンハッタン側からブルックリンへ渡ると、このルートのように昼前にDUMBOへ着けて効率的です。一方、ブルックリン側からマンハッタンへ向かって歩くと、正面に摩天楼が近づいてくる景色を楽しめます。夕景や夜景を狙う日は、後者の向きで日没前後に歩くのもおすすめです。
混雑は昼から夕方にかけてがピークで、週末の午後は歩道が人で埋まることもあります。午前中、特に10時前は比較的歩きやすい時間帯です。橋の上には物売りもいますが、立ち止まらずに歩けば問題ありません。ブルックリン側では、DUMBO方面へ下りられる階段があるので、現地の案内表示に従って降りてください。
昼:DUMBOとブルックリン・ブリッジ・パーク
DUMBOに着いたら、まずワシントン・ストリートとウォーター・ストリートの交差点付近へ。石畳の通りの先にマンハッタン橋がそびえ、橋脚の間にエンパイア・ステート・ビルが収まる構図は、DUMBOで最も有名な撮影スポットです。車道の真ん中で撮影する人が多いのですが、車も通るので歩道からの撮影を心がけてください。
川沿いのブルックリン・ブリッジ・パークは、ピア1を中心に芝生とベンチが広がり、ロウアー・マンハッタンの摩天楼を正面に眺められます。ガラス張りの建物の中にある回転木馬「ジェーンズ・カルーセル」や、倉庫を改装したエンパイア・ストアーズ内のフードホールなど、昼食と休憩を兼ねられる場所もまとまっています。
時間に余裕があれば、坂を上って10〜15分のブルックリンハイツ・プロムナードへ。ブラウンストーンの住宅街の端にある遊歩道で、少し高い位置からマンハッタンを眺められます。
私がDUMBOで昼食をとるときは、エンパイア・ストアーズ内の「タイムアウト・マーケット」を使うことが多いです。複数の飲食店と屋上スペースがあり、店を一つに決めなくていいので、何人かで行って食べたいものが違うときにも便利です。ただ、週末の昼どきはかなり混むため、できれば11時半前後に入るようにしています。12時を過ぎて混んでいたら、館内で席を探し続けず、テイクアウトできるものを買ってブルックリン・ブリッジ・パークへ移ることもあります。
天気のいい日は、席が空くのを待つより公園のベンチや芝生で食べた方が、DUMBOらしい景色も楽しめます。反対に雨や寒い日は、少し早めに昼食をずらして最初から屋内で席を確保します。「どこで食べるか」より、12時台のピークに正面からぶつからないことを優先するのがコツです。
DUMBOからウィリアムズバーグへ:フェリーか地下鉄か
DUMBOからウィリアムズバーグへは、NYCフェリーのイースト・リバー航路を使うのがおすすめです。DUMBO(フルトン・フェリー乗り場)から北上し、サウス・ウィリアムズバーグ、ノース・ウィリアムズバーグの順に停まります。乗船時間の目安は15〜20分で、川の上からマンハッタン橋とウィリアムズバーグ橋をくぐっていく景色そのものが観光になります。運航間隔は時間帯によって異なり、おおむね20〜40分おきが目安なので、乗り場に向かう前に公式アプリで時刻を確認してください。
地下鉄で移動する場合、DUMBOとウィリアムズバーグを直接結ぶ路線はなく、一度マンハッタン側へ戻って乗り換えることになり、30分以上かかります。車なら道路が空いていれば15〜20分ですが、ブルックリン・クイーンズ高速道路(BQE)は渋滞しやすく、夕方は読みにくくなります。
午後〜夕方:ウィリアムズバーグで夕景を見る
ノース・ウィリアムズバーグで降りたら、まず川沿いを南へ歩いてドミノ・パークへ。旧製糖工場の跡地を整備した公園で、ウィリアムズバーグ橋とミッドタウンの摩天楼を一緒に眺められます。そこからベッドフォード・アベニューやワイス・アベニューへ入ると、カフェ、古着店、雑貨店が並ぶウィリアムズバーグらしい街並みが続きます。
ウィリアムズバーグのウォーターフロントは西向きで、マンハッタンの向こうに夕日が沈みます。日没時刻は季節で大きく変わり、6月下旬は20時半ごろ、12月は16時半ごろが目安です。夏は夕景を待ってから夕食にし、冬は時間割全体を1〜2時間前倒しして、明るいうちに橋とDUMBOを回るように組み替えてください。
夜:L線でマンハッタンへ戻って夕食
ベッドフォード・アベニュー駅からL線に乗ると、マンハッタンの1番街、3番街、ユニオンスクエア、6番街、8番街の各駅に停まります。夕食をイースト・ヴィレッジやユニオンスクエア周辺でとるなら、乗り換えなしで移動できます。ミッドタウンのホテルへ戻る場合は、ユニオンスクエアでN/Q/R/W線や4/5/6線に乗り換えるのが一般的です。
ウィリアムズバーグで夕食までとる場合は、帰りを配車アプリやタクシーにすると楽です。夜の帰り道の注意点は「ブルックリンとマンハッタンの治安比較」の記事にまとめています。L線は週末に工事で運休・区間運転になることがあるため、週末に組む場合は事前に運行情報を確認しておきましょう。
天気・曜日・体力でルートを組み替えるとき
- 雨の日:橋の徒歩はやめて、F線でヨーク・ストリート駅へ直行。DUMBOは屋内のフードホールや書店で過ごし、ウィリアムズバーグへは車で移動する
- 真冬:橋の上は川風が強く体感温度がかなり下がる。橋は片道だけ、もしくは途中の塔まで歩いて引き返す
- 週末:ブルックリンでは季節や時期によって屋外のフードマーケットや蚤の市が開かれることがある。開催場所と曜日は年によって変わるため公式情報で確認する
- 体力に不安がある・子連れ:フェリーの区間を増やし、ウォール街近くのピア11から乗船してDUMBO、ウィリアムズバーグと船で回ると歩く距離を大幅に減らせる
- 夜景を最優先:順番を逆にし、午後にウィリアムズバーグ、夕方にDUMBOへ移動して、日没後にブルックリン橋をマンハッタンへ向かって歩く
1日ルートの手配・同行を依頼するなら
このルートは自分で回ることも十分可能ですが、9/11メモリアル&ミュージアムの時間指定予約、ランチの予約、フェリーの時刻、夕景と夕食の時間の兼ね合いなど、細かな調整が重なります。記念日や家族旅行で当日の段取りに気を取られたくない方は、おまかせラグジュ旅で行程表の作成から予約、当日の同行や車の手配までまとめてお任せいただけます。
歩く距離を減らしたい、写真撮影の時間をしっかり取りたい、ブルックリンでのディナーを中心に組みたいなど、ご希望に合わせて時間割を組み直します。
以前、同行者が長時間歩くことに少し不安があり、当日に順番を変えたことがあります。もともとはロウアー・マンハッタンからブルックリン橋を歩いてDUMBOへ渡る予定でしたが、橋の手前の時点ですでにかなり歩いていたため、DUMBOまでは地下鉄で移動し、その代わりに夕方、DUMBOからマンハッタン方向へ橋を歩く形にしました。
この向きにすると歩く距離を減らせるうえ、マンハッタンのビル群を正面に見ながら渡れます。写真を撮りたいというご希望もあったので、急がず途中で何度も立ち止まれるよう時間を多めに取りました。そのあとはフェリーでウィリアムズバーグへ向かい、夜はL線でマンハッタンへ戻っています。最初に決めたルートをそのまま守るより、その日の疲れ具合や一番楽しみたいことに合わせて順番を入れ替えた方が、結果的に満足度は高くなりました。
よくある質問
Q. マンハッタンとブルックリンを1日で回るなら、どの順番がいいですか?
午前にロウアー・マンハッタン、昼前にブルックリン橋を歩いてDUMBOで昼食、午後はNYCフェリーでウィリアムズバーグへ移って夕景を見て、夜はL線でマンハッタンに戻って夕食、という流れが無駄の少ない組み方です。同じ道を引き返さず、橋とフェリーの移動そのものが観光になります。
Q. ブルックリン橋を歩いて渡ると、どのくらいかかりますか?
歩道は全長約1.8kmで、立ち止まらなければ25〜30分です。塔の下や途中の展望スペースで写真を撮るなら40〜50分は見ておきましょう。ブルックリン側からマンハッタンへ向かって歩くと、正面に摩天楼が近づいてくる景色を楽しめます。
Q. DUMBOからウィリアムズバーグへは、どうやって移動するのがいいですか?
NYCフェリーのイースト・リバー航路がおすすめで、乗船時間は15〜20分が目安です。地下鉄には直通の路線がなく、マンハッタン側へ戻って乗り換えるため30分以上かかります。フェリーは時間帯によって20〜40分おきなので、公式アプリで時刻を確認してから乗り場へ向かってください。
Q. 歩くのが不安な場合は、どう組み替えればいいですか?
ウォール街近くのピア11からフェリーに乗り、DUMBO、ウィリアムズバーグと船で回ると歩く距離を大幅に減らせます。DUMBOまでは地下鉄で行き、橋は夕方にブルックリン側からマンハッタンへ片道だけ歩く、という入れ替えも負担が少なく、景色も楽しめます。
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